2024.01.24 健康管理にファーウェイ製スマートウオッチ スタートアップがドライバー向けサービス 「2024年問題」で導入加速

エンステムは、ドライバーの健康管理にファーウェイ製スマートウオッチを活用

 物流の「2024年問題」を受け、ドライバーの健康管理にスマートウオッチを活用する動きが広がっている。スタートアップのenstem(エンステム、東京都中央区)は、ドライバー向け健康・安全管理サービスにファーウェイ製スマートウオッチを活用し、競合他社の同様のサービスに対して10分の1の価格で提供を開始。今年だけで400社への導入を目指す。

 エンステムのドライバー向けサービス「Nobi for Driver」は、本体一体型の「eSIM」に日本で初めて対応したファーウェイのスマートウオッチ「WATCH 4」と、低価格な「Band 8」のいずれかを活用。心拍数や振動などによるヘルスケアや安全性の管理に加え、GPSでドライバーの移動距離といった情報も把握できる。今回、ファーウェイ製スマートウオッチに対応した形で、Nobiリリース後の1年で「170社が導入した」(山本寛大社長)という。物流業界でスマートウオッチを活用した健康・安全管理が急速に広がり始めている。

 ファーウェイ・ジャパンは、「大手メーカーでは当社ぐらい」(法人営業本部・井上千郷シニアアカウントマネージャー)というSDK(ソフトウエア開発キット)方式による柔軟な開発環境を提供。ファーウェイのサーバーを介さずスマートウオッチのデータを自社サービスと連携できることから引き合いが強まっており、「この1年間で100社近くのパートナーとコミュニケーションを取ってきた」(井上氏)とする。

 (後日、電波新聞電波新聞デジタルで詳報します)