2024.02.08 【CES2024】「鳥の視点」や「選手の視点」 キヤノンが開発する自由視点映像 次世代の映像体験に

技術を説明する動画から

ブースの模様ブースの模様

 スポーツの試合のシーンに観客が入り込み、さまざまな角度から試合を体験できる―。そんな技術をキヤノンが「CES2024」でデモした。固定されたカメラによる映像など、特定の視点に縛られることなく、アリーナのどこでも、好きな角度で映像を見られる「自由視点映像」。選手自身が眼前に見ている光景を再現したり、同じシーンをさまざまなアングルでリプレーのように見たりと、さまざまな活用ができる。

 自由視点映像システムは、100台以上の4Kカメラで同時撮影した画像から、空間全体を3Dデータ化するシステム。

 空間内をあらゆる位置・角度から捉える自由なカメラワークで、これまでにない映像表現を可能にする。

 鳥のような視点で、上空から試合を俯瞰(ふかん)したり、フィールドの中で選手といるような没入感を楽しんだりもできる。

 さらに、スポーツだけではなく、たとえばステージパフォーマンスのようなエンターテインメントの分野でも、実際にカメラが舞台上に上がったりしなくても、広い範囲にいる複数の被写体を捉え、あたかもステージ上でカメラワークが進むようなコンテンツも作れる。

 米国で盛んなスポーツバーのような施設の一層の活用につなげたり、また、アスリートたちが自分の動きの確認やコーチングに使ったりということもできそうだ。担当者は「多くの方に体感いただけた」とCESの手応えを話していた。(CES取材班)

 (9日、電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)