2024.02.09 ミネベアミツミ、ツバキ・ナカシマから事業取得 ボールねじなど、数十億円か

 ミネベアミツミは、ツバキ・ナカシマから、ボールねじ・ボールウェイ事業を取得すると発表した。製品ポートフォリオの充実を通して更なる事業拡大を目指す。

 ツバキ・ナカシマが、新設分割して設立予定である新会社の全株式をミネベアミツミが取得し、子会社化する形で傘下に収める。取得価額は開示していないが、数十億円とみられる。

 ツバキ・ナカシマが手掛けている同事業は、1959年に日本で初めてボールねじを生産販売したのが始まり。以来、長年にわたり蓄積したノウハウに裏付けられた高い技術力を有し、ボールねじやスライドウェイなどを始め、多岐にわたる他社に製品ラインナップをそろえている。また、幅広い産業で製品が使用されている。

 ミネベアミツミとして、プレシジョンテクノロジーズ事業における新たな主柱として展開できると考えている。「シナジー創出が可能な中核事業がポートフォリオに加わることで、企業価値の最大化につながる」としている。

 (14日以降の電波新聞/電波新聞デジタルで掲載予定です)