2024.02.21 【ミリ波】伝統か存続か
岩手県奥州市にある黒石寺の旧正月行事「蘇民祭」が17日夜をもって1000年超の歴史に幕を下ろした。極寒での祭りに加え担い手不足と高齢化が理由だという▼下帯姿の男たちが東西に分かれ護符が入った袋を奪い合う。袋を奪い取った者の住む方角にその年の豊作の福運が授けられるという。こうした裸祭りは各地にある。福岡市の筥崎宮の「玉せせり」も男たちが二手に分かれて木玉を奪い合い、豊作か豊漁かを占う。相撲だって元は収穫や神意を占う行事だった▼以前、福岡県久留米市の... (つづく)