2024.02.27 【ミリ波】従業員を悩ますカスハラ

 顧客や取引先からの暴言や理不尽な要求など著しい迷惑行為をカスタマーハラスメント(カスハラ)と呼ぶ。東京都は初の防止条例制定を目指しているが罰則は設けないという▼厚生労働省の2020年の全国調査では企業、団体で働く人の15%がカスハラを経験。その割合はセクハラよりも多い。受けた行為は「長時間の拘束、同じ内容を繰り返すクレーム」が5割超。「名誉毀損(きそん)や侮辱」「土下座や金品の要求」が続く▼カスハラには傷害や暴行はもちろん、脅迫や強要、名誉棄損な...  (つづく)