2024.03.04 【コンデンサー特集】ニチコン 車載、パワエレ向けなど開発に力

導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサー「GYE/GYFシリーズ」

 ニチコンは自動車とパワーエレクトロニクス、IoT向け製品開発に力を入れている。

 導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサーは、125度4000時間保証「GYA」より1ランク高容量化した「GYE」、さらに2ランク高容量化し125度4000時間保証「GYF」に16、50、63V定格、φ10ミリメートル×12.5Lミリメートル品を加えて車載ニーズに応えた。

 導電性高分子アルミ固体電解コンデンサーは、2023年10月に125度4000時間保証(リプル電流重畳保証)の「PCA」を市場投入。現行「PCR」に比べ最大1.5倍の高リプル電流化し、各種モーターコントローラー用などの大電流機器への対応を強化した。

 チップ形アルミ電解コンデンサーは、リード線形アルミ電解コンデンサーから置き換え可能な同等静電容量品の要望に応え、105度5000時間保証「UCK」を開発し、23年10月に市場投入。現行「UCM」と比べ最大20.9%静電容量を増加。機器と基板の小型化や面実装化による工数削減を図った。

 リード線形アルミ電解コンデンサーでは、105度5000時間保証「UTH」を開発した。現行「UPT」の保証時間のまま静電容量を増加。最大約50%の小型化した。

 サーバー電源やスイッチング電源などの小型低背化、省スペース化に応えた。

 フィルムコンデンサーは、xEV搭載の主機モーター駆動インバーター用平滑コンデンサーの「EM」が車種ごとに最適な電気性能、形状をカスタム提案でき、採用車種を拡大している。

 小形リチウムイオン二次電池「SLB」はエネルギー密度とパワー密度を両立した。優れた急速充放電性能、低温特性に、破裂・発火の危険性が極めて低く、安全性、長寿命であることからIoT向け主電源、バックアップ電源用途に拡販している。

 最大20Cの急速充放電性能、10Cレートで2万5000回以上の充放電が可能な耐久性とマイナス30度、0.01Cの低レートでも充電できる特性を持つ。