2024.03.06 【LED照明総合特集】東芝ライテック 小規模向け無線照明システム、既設器具置き換えで導入

「UVish」で除菌・脱臭提案にも注力

 東芝ライテックは、リニューアルに最適な小規模向け無線照明制御システム「LinkLED Air(リンクレッド エアー)」を提案していく。

 LinkLED Airは、無線方式を採用したことで、調光信号線の工事を不要にしている。エリアコントローラーなどの親機の設置も不要なため、施工の手間を減らすことが可能。既設の電源配線をそのまま使用して、既設照明器具を置き換えるだけで導入できる。

 機器の登録や外光利用、スケジュールによる自動制御などの設定は、専用タブレット内のアプリで行う。自動制御が不要な場合には「シンプル設定」機能により、登録時間を短縮することも可能だ。運用時の手動操作はタブレットや壁操作器を使用し、照明器具のオン/オフや明るさ調整を簡単にできる。

 LED照明は、主照明となるベースライトに加え、さまざまな用途で使用できるダウンライト、システム天井用のグリッド器具をラインアップする。ベースライトとダウンライトは光源交換形であるため、明るさタイプと光色、演色性の選択が可能。制御機器は、あかり・人感センサー、スケジューラー、壁操作器を用途に合わせて自由に組み合わせて使用できる。壁操作器はリモコンとしても使える。

 各機器間は電波が途切れにくいメッシュ通信方式を採用し、2.4ギガヘルツ帯の無線通信で接続している。通信は、見通し距離で半径15メートル(タブレットは10メートル)。

 また、ウイルス抑制・除菌脱臭向けには、紫外線LEDと光触媒を使った「UVish(ユービッシュ)」を訴求。動物病院の入院室やペットホテル、ブリーダー施設などでの利用提案にも力を入れている。