2024.03.07 パナソニックの店後継者、12人が旅立ち 松下幸之助商学院を修業

修業証書を手渡す松田学院長(左)

 パナソニックの“街の電器屋さん”の後継者12人が7日、一級経営者を目指して研修してきた松下幸之助商学院(滋賀県草津市、松田雅賢学院長)の修業式を迎えた。新たに社会へと旅立つ第54期生で、式にはパナソニックの品田正弘CEOなど幹部も駆け付けた。式に臨んだ12人は今後、自店や他店で研鑽を積むことになる。

 松下幸之助商学院は電器店後継者育成を目的に1970年に設立。一級の経営者になるために「徳」「体」「知」の三位一体教育を基本とし、10カ月間の全寮制の合宿研修を行う。今回で累計修業者は5035人となった。

 54期生は入塾時の年齢が18~25歳。父母兄弟が明徳会員(同院修業者)となっているのが9人。北は岩手から南は福岡までのエリアから集まった。

 昨年5月からの10カ月間は茶道、武道、第二種電気工事士試験から地元企業のフィールドワーク、学院祭、比叡山登山などさまざまなことに取り組んだ。  

 品田CEOは「54期生は最高のチームワークを持って取り組んでいた。パナソニックショップは全国に7000店あるが、少子高齢化時代では社会のインフラになっている。商売を発展させてほしい」と激励した。

 54期生を代表して勝田聖也さんは「1年間、切磋琢磨して楽しく過ごせたのは同期の仲間がいたから。子どもの頃から親の背中を見ていたが、学びの機会を得て両親の偉大さを感じた。この学びを糧に目標に向かい励みたい」と述べた。12人のうち8人が自店に戻り、4人が他店留学に臨む予定だ。

(8日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)