2024.04.01 ALSOKのセキュリティーサービス、5年間無料 ヤマダがスマートハウスに標準搭載

アルソックの機械警備事業担当兼HA事業担当の宮島裕常務執行役員(左)とヤマダホームズの清村社長

アルソックとの提携で、顧客負担を抑えたセキュリティーサービスを提供するアルソックとの提携で、顧客負担を抑えたセキュリティーサービスを提供する

 ALSOKのセキュリティーサービスを5年間無料で利用できる―。ヤマダホームズと綜合警備保障(ALSOK)が業務提携し、ヤマダの販売するスマートハウスにアルソックのセキュリティーサービスを標準搭載することを決めた。通常、10万円超かかる初期費用も「ゼロ」にする。

 両社は3月29日、ホームセキュリティーの領域で業務提携しすると発表。ヤマダホームズは、アルソックのホームセキュリティー「HOME ALSOK Connect(ホームアルソックコネクト)」サービスの一部「セルフセキュリティ」を標準搭載したスマートハウスを販売していく。スマートハウスとホームセキュリティーのセットで2024年度に500棟、25年度に1000棟の販売を目指す。

 セルフセキュリティは、扉や窓の開閉、人や物の動きのほか、火災をセンサーで感知し、スマートフォンなどのアプリやWebサイトを通じて利用者に通知する。通知を受けて利用者が状況を確認したり、ガードマンの駆けつけを要請したりする。アルソックのロゴステッカーを玄関に貼ることができ、家に侵入する前の抑止力も期待できる。

 月額料金は税込み990円だが、ヤマダホームズのスマートハウス購入から5年間は無料。契約期間中はガードマンの駆けつけも無料で1回利用できる。

 同日、ヤマダホームズ本社(群馬県高崎市)で会見した清村浩一社長は「経済的にも行動的にも、できるだけ負担を抑えたのが最大の特徴になる」と述べた。今後、ヤマダホームズを購入した顧客にもホームセキュリティーの導入を提案できるようにしていく考えだ。

(2日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)