2024.04.30 三菱商事とデンカが合弁契約 炭素の先端素材フラーレン事業推進

フラーレン基礎構造

 三菱商事とデンカは、炭素の先端素材であるフラーレン事業に関する合弁契約を締結した。同契約に基づき、デンカはフラーレンの製造販売事業を行うフロンティアカーボン(FCC社)の株式50%を三菱商事から取得し、同社を共同で運営する。

 フラーレンは、炭素原子がサッカーボール状の構造を持つ、ナノメートルレベルの分子。優れた電気特性や熱安定性を備え有機溶媒に溶けることから、有機薄膜太陽電池の発電層として活用されている。また、次世代太陽電池...  (つづく)