2024.05.09 ケーズHD、3月期連結は減収減益 暖房商品不振が影響

 ケーズホールディングスの2024年3月期連結決算は、猛暑でエアコンが好調だったが暖冬で暖房商品が不振で売り上げは前期比2.6%減、営業利益は同37.9%減、経常利益が同34.9%減、最終利益が同65.1%減となった。

 商品別では携帯電話が同11.1%増となったほか、調理家電が同1.6%増、理美容・健康器具が同2.3%増と伸びたが、テレビが同5.5%減、冷蔵庫が同6.4%減、洗濯機が同2.3%減と振るわなかった。エアコンは前年並みを確保した。

 出退店は、直営で出店が14店、退店が8店となり、通期では6店増、売り場面積で2万2680平方メートル増となった。

 今期は、実質賃金上昇による耐久消費財の買い替えや猛暑予想、パリ五輪での映像商品の販売への期待もあり、売り上げは同2.3%増、営業利益は同6.8%増、経常利益は同4.6%増、最終利益は同62.6%増を目指すとしている。