2024.05.29 八王子の「まちゼミ」 “街の電器店”がカレーで接点作り

パナソニックの調理家電を使用してキーマカレーなどを作った

 パナソニックの家電店であるパナピットこやまでんき(東京都八王子市、小山勇輔社長)は、地域電器店や飲食店、薬局などの店主が講師となって、専門店ならではの知識やノウハウを伝える「得するまちのゼミナール(まちゼミ)」を、新規客との接点づくりに活用している。小山社長の妻、そのかさんは「まちゼミが当店を知ってもらう良いきっかけになっている」と話す。

 まちゼミは八王子まちゼミ実行委員会が主催。参加店舗が店内で少人数の講座を実施する。八王子市では年に2回、4月と10月に開催。同店は、昨年の10月に初めて参加し、今回は、4月21~23日の3日間「電子レンジでキーマカレー ボウル1つで簡単・時短クッキング」を開催した。

 初めて同店に来店する参加者が多く、そのかさんは「(地域電器店には)入りづらいイメージがあるが、(まちゼミをきっかけに)当店を知って来店してもらえるのでうれしい」と話す。

 当日は、パナソニックの調理家電を使用し、キーマカレーやコールスローサラダ、温泉卵を作った。参加者からは、「(使った)家電が欲しくなる」「さっそく家でも作ってみたい」という声が聞かれた。

 まちゼミ終了後には、同店が毎月開催している料理教室やパン教室を案内。その場で参加の予約をする参加者もいた。