2024.06.03 【電波時評】太陽フレアとIT社会の危うさ
短波通信を楽しむアマチュア無線家やBCL(放送受信)愛好家の間では、5月8日に発生した大規模な太陽フレアの話題で持ち切りだ。
情報通信研究機構の宇宙天気予報によると、8日の大規模フレアは15日までに延べ13回発生し、太陽X線強度Xクラス(1.0)以上のフレアが72時間で7回発生したのは静止気象衛星の観測史上初めてだという。これにより、5月10日から数日間、磁気嵐などによる短波通信の不調や低緯度地方でのオーロラ観測など地球への... (つづく)