2024.06.12 【JISSO PROTEC/JPCA Show特集】FUJI 最新実装機や挿入工程自動化提案

拡張型オールインワン装着機「AIMEXR」

 FUJIは、実装技術への要求や慢性的な人手不足による自動化ニーズに対応し、進化を続けるR世代製品を紹介する。

 R世代製品は①実装機「NXTR」②印刷機「NXTR PM」③拡張型オールインワン装着機(実装機)「AIMEXR」-の3製品。システムと自動化技術を融合した独自のソリューション「FUJI Smart Factory(FSF)」を核とし、工程全体の最適化を実現する。

 主力マシンのNXTRは、SモデルとAモデルを用意している。Sモデルは徹底したモジュール設計で生産に応じた最適なライン構成を実現できる。装着動作の最適化や装着後チェックなど、高品質生産を支える多彩な機能を搭載している。

 Aモデルは段取り換えや部材補給作業を自動で行うスマートローダーを搭載したモデル。高品質と生産性を維持する機能が強化されるとともに、各種作業からオペレーターを解放し、スマートファクトリーの実現に導く。

 AIMEXRは変種変量生産の要望に応える柔軟性と拡張性を備えた実装機。新規生産の立ち上げから一括段取り換えによる生産機種切り替え即時対応など、フレキシブルな生産に強みを発揮する。従来機からの特徴である汎用(はんよう)性を継承しつつ、新たなセンシング機能による高品質・高生産性を実現する。最大基板サイズ1068×610ミリメートルまで実装可能範囲を拡張。最大130種の部品を搭載できるため、段取り換えの回数を削減でき、オペレータの作業負担を軽減する。

 挿入工程の自動化に対して、用途に合わせて選べるようモジュール型汎用自動組立機「sFAB-D」と基板組み立てロボットセル「SmartWing BA」の2製品をラインアップした。

 sFAB-Dはリード部品から大型・異形部品まで柔軟に対応し、実装後の工程を自動化できる。SmartWing BAは基板組み立てやトレー移載、部品配膳などに対応できるオールインワン装置。ティーチング不要で、多様な工程を自動化できる。