2024.06.12 【JISSO PROTEC/JPCA Show特集】パナソニック コネクト 新プラットフォーム「NPM Gシリーズ」出品

モジュラーマウンター「NPM-GH」

 パナソニック コネクトは、市場の要望や供給の変化に即応して自律的に進化し続ける工場「Autonomous Factory(オートノマスファクトリー)」をテーマに「JISSO PROTEC 2024」に出展する。

 生産現場の変動要素である5M(人・機械・材料・方法・測定)をAI(人工知能)で自律的に監視・制御する技術を同ファクトリーのベースに据える。同ファクトリーを実現する電子部品実装システムの新プラットフォーム「NPM Gシリーズ」を中心に出品する。

 モジュラーマウンター「NPM-GH」は装着ヘッドの軽量化、認識カメラの小型化、軸の高速化により、高装着精度と高生産性を両立する。装着精度プラスマイナス15マイクロメートルで最大7万5000CPH(2ヘッド装着時)を実現する。

 スクリーン印刷機「NPM-GP/L」は繰り返し位置決め精度プラスマイナス3.8マイクロメートル、サイクルタイム12秒の基本性能を誇り、印刷工程の自動化機能を備える。

 車載市場向けに重量部品などに対応するモジュラーマウンター「NPM-WX」、多様なサイズ・パッケージ・重量・ピン数に幅広く対応する異形部品挿入機「NPM-VF」も出品する。

 切り替え・部材補給の自動化製品として「オートセッティングフィーダー(ASF)」を展示する。これはリール部品を自動供給するもので、4~104ミリメートル幅の表面実装部品供給テープに対してカバーテープを自動で剥離する。

 現場最適化のソリューションとしてシステムソフトウエアも提案する。「製造オペレーションオプティマイザーMFO」は一連の実装工程をシミュレーションし、条件に応じた生産の変化を詳細に分析。最適な実行計画を自動的に算出する。

 実装ライン用システム「APC-5M」は5Mをリアルタイムで監視してラインの変化を検出。修正や改善が必要なユニットを判断する。