2024.06.20 ニオブチタン酸化物を活用 次世代リチウム電池搭載の電気バス、試作車を公開し世界初の実走行

 東芝、双日、ニオブ生産大手のCBMM(ブラジル・サンパウロ)の3社は20日、ニオブチタン酸化物(NTO)を負極に用いた電気バス向けリチウムイオン電池の共同開発に成功したと発表した。19日(ブラジル時間)に、開発した電池を搭載した電気バスの試作車を公開し、ブラジルのアラシャ鉱山で実走行する実証実験を始めた。NTOを使ったリチウムイオン電池を搭載した電気自動車の走行は世界初となる。

 NTOは、リチウムイオン電池の負極材として一般...  (つづく)