2024.08.01 【インダクター特集】 東京ウエルズ 高速テーピング機、小型から大型チップまで対応

高速テーピング機TWA-6615シリーズ

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 東京ウエルズは、LCRなどの受動電子部品やダイオード、トランジスター、LEDなどディスクリート品向けの後工程設備を手掛けるメーカー。搬送、制御・回路・計測・画像をコア技術に開発を進め、電子部品の極微小化、高信頼性・高品質化など市場の要求に応える製品の進化を続けている。

 インダクター用の設備としては、テーピング機、端子電極塗布機、測定分類機、外観検査機など豊富なラインアップをそろえており、大きな柱としてシェアを広げている。

 高速テーピング機「TWA-6615シリーズ」では積層・薄膜・ビーズ・巻線などのさまざまなインダクター製品に、「TWA-6616シリーズ」ではパワーインダクター製品に対応している。

 0201サイズの小型チップから6ミリメートルなど大型チップまで、適応範囲は広い。高周波特性検査にも力を入れており、テストフィクスチャーなどの要素技術開発にも余念がない。

 チップ抵抗やMLCC用も含めると、テーピング機の累計出荷数は1万台を超える業界標準機であり、さまざまな国や地域で活躍している。

 新たに、さまざまなモジュールを組み合わせることで、カスタム対応を可能にしたTWA-MMTHシリーズもリリース。従来のPF供給だけでなくウエハーやチューブ(スティック)、パレット(トレー)供給にも対応する。同様に測定部やカメラ検査部、製品排出部などをモジュール化する事で、さまざまな装置レイアウトを可能にしている。

 近年はインダクターやコンデンサー、ダイオードなどの良否を判別する外観検査装置を強化し、シェアを広げている。

 主力機種としてはTWA-4100があり、検査アルゴリズムにAI(人工知能)を搭載した機種もラインアップする。

 ユーザーの要求に柔軟に対応し、既存の電子部品・デバイスだけでなく、固体電池といったこれからの製品にも適応範囲を拡大していく。