2024.08.23 NTT、「高次高調波発生」で世界初 偏光、波面形状を同時制御
強い赤外レーザー光(図左)から固体結晶(図中央)中での波長変換を通して、さまざまな波長で選択的な偏光、波面形状を持った光(図右)が同時に発生される様子
分光、レーザー加工などに応用へ
NTTは21日、強いレーザー光を使って光の波長を変換する過程である「高次高調波発生」で、これまで制御が困難だった偏光、波面形状の同時制御に世界で初めて成功したと発表した。波長変換を起こす固体結晶中の「対称性」と呼ばれる原子配列の規則性を生かし、光の偏光と波面形状を制御するための基本的な指針である光の変換法則を発見。... (つづく)