2024.11.07 太陽誘電、4~9月連結は増収増益 コンデンサーなど好調
太陽誘電の2025年3月期第2四半期(24年4~9月)連結決算は、情報機器、情報インフラ・産業機器を中心とした在庫調整からの回復や為替の円安効果により増収増益となった。2Q(7~9月期)業績は従来の想定をやや下回った。
上期の製品別売上高は、コンデンサーは情報機器、自動車、情報インフラ・産業機器向けの売り上げが増加し、前年同期比14.5%増。インダクターは民生機器や情報機器向けが増加し、同8.4%増。複合デバイスは通信用デバイス(FBAR/SAW)、回路モジュールが減少し、同24.4%減。その他はアルミ電解コンデンサーの販売が減少し、同1.4%減。
通期連結業績の売上高および各利益予想を前回発表の数値から下方修正した。中国系ハイエンドスマートフォンの需要低迷や、自動車、情報インフラ・産業機器の回復が緩慢なことなどを織り込んだ。