2024.11.22 【はんだ総合特集】ジャパンユニックス はんだコントローラー「USC-06」 外部機器とデータ通信

新型はんだコントローラー USC-06

 ジャパンユニックスは、主力のはんだ付けロボットやグローバル事業を展開するソルダリングのスペシャリスト集団として、顧客にさまざまなソリューションを提供している。

 新製品の新型はんだコントローラー「USC-06」は、イーサネット接続で外部機器とのデータ通信を可能とした。はんだの詰まりや切れを、エンコーダーにより高精度に検出する。用途に合わせて、ヒーター(AH/BH/AD)やこて先形状を選ぶことができる。

 はんだ付けヘッドとはんだ送りフィーダーをそれぞれ2点接続でき、独立した制御で同時に最大2点のはんだ付けが可能となった。条件データの読み書きやログデータの取得は、USBメモリーの接続で可能とした。

 さらに、同社独自のはんだ付けロボット管理サポートソフトウエア「ソルダリングマネージャー」を標準搭載。稼働状態をグラフや数値でリアルタイム表示して見える化し、トレーサビリティー対策を強化した。はんだ付け条件を編集・保存してデータ管理も容易にした。今後、操作パネルを日本語、英語、中国語の3言語に対応する予定。

 10月に名古屋市港区で開催された「名古屋ネプコンジャパン エレクトロニクス開発・実装展」でも同製品を展示し、半導体業界を中心に多くの反響を得た。

 はんだ付けに特化したスペシャリスト集団として、技術支援体制を整えている。ソルダリングマネージャーや標準架台など、はんだ自動化のフルパッケージを提案する。

 世界的な電子製造業界の品質標準規格IPCの資格を持つ技術者や、はんだ付けを数値化・科学する技術力で顧客の多様化するニーズに対応する。