2020.07.01 移植細胞を異物反応から守るには太めのファイバで包む  東大の研究グループが発見

 東京大学生産技術研究所/大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻の竹内昌治教授、生産技術研究所の興津輝特任教授、渡邉貴一特任研究員(研究当時)らの研究グループは、直径が1ミリメートル以上のハイドロゲルファイバは、マイクロメートルサイズのファイバに比べ、生体内で異物と認識されにくいことを発見した。

 このファイバの中心部に、血糖に応じてインスリンを分泌するラットの膵島(すいとう)細胞群を詰めて糖尿病マウスに移植したところ、血糖...  (つづく)