2025.01.10 NIMS、水電解用電極材料の劣化を短時間で予測 天気予報の手法用いる
水の電気分解の様子。中央の曲がった構造の材料が今回対象とした電極
物質・材料研究機構(NIMS)は、水電解装置用の電極触媒の劣化を、短時間の実験で高精度に予測できる手法を開発した。天気予報でも使われる「データ同化」という手法を組み合わせ、約900時間で急速に劣化する材料を、300時間の実験結果から正確に予測することに成功した。劣化予測が高速化され、多様な触媒材料の劣化の比較が容易となることで劣化の仕組みの解明が進み、高効率かつ安価で寿命の長い触媒材料の開発加速が期待される。
持続可能な社会... (つづく)