2025.02.04 【コネクター特集】小峰無線電機 GNSS受信モジュールを一体化、「RJシリーズ」を量産開始

 小峰無線電機は、高周波同軸コネクターを主力とするコネクターメーカー。

 同社は、GNSS(全地球衛星測位システム)受信モジュールを一体化したユニット「RJシリーズ」を1月から量産開始した。農機や建機、屋外自動搬送ロボットなどの移動体での自動運転用途向けに広く訴求していく。

 同社は、マルチGNSS対応アンテナ「QZシリーズ」をインダストリアル用途に順次供給しているほか、受信機一体型GNSSアンテナユニット開発も強化している。

 RJシリーズは、QZSS L6信号対応受信チップ内蔵型3周波GNSSユニットとして、「RJCLAS-L6」(高性能タイプ)と「RJFD9P-L6」(汎用〈はんよう〉タイプ)をラインアップ。CLAS(センチメートルオーダー測位)の高精度測位に対応する。

 RJCLAS-L6は、3周波GNSSアンテナにQZSS L6信号対応受信チップを内蔵。SBAS測位、RTK測位のほか、QZSSから配信されるL6補強信号を利用した測位が可能。

 RJFD9P-L6は、3周波GNSS受信アンテナにQZSS L6信号対応受信チップを内蔵。SBAS測位、RTK測位のほか、QZSSから配信されるL1SおよびL6補強信号を利用した測位が可能。

 コネクターは、大型高圧カスタムコネクターが半導体製造装置向けに好調に推移している。このほか、防水同軸コネクター「Q/Qプラスシリーズ」、新製品の柔らかく曲げに強い丈夫な光ケーブル「Oh光ケーブル」、SUSモノコイル内蔵で丈夫な光ケーブル「ロバストドロップケーブル」などの拡販に力を入れる。