2025.03.21 【九州産業特集】品川商工 65年の実績と信頼で九州産業の躍進に部品で貢献

品川商工が注力する商品群

 品川商工は配線ならびに基板周りで使用するワイヤリングアクセサリーの専門メーカーとして今年で創立66年を迎える。創業時より重電、家電、通信、交通など、電気の流れるところ多岐にわたり、配線ならびに基板周りのパーツ開発に積極的に取り組み、顧客ニーズに対応してきた。

 65年の販売実績を持つTCVキャップは丸型端子などの電線圧着部を絶縁保護する軟質PVC製キャップ。信頼性が高く、柔軟性があり取り付け作業性、密着性に優れる。適用電線0.3~325平方ミリメートルまで対応する17サイズ。カラーは9色をラインアップし端末の色別表示に最適として支持されている。また、TCVキャップ同様の製品で耐熱性、難燃性に優れた材料を使用したTCMキャップはUL規格認定(定格105度・600V)を取得し、12サイズ、6色をそろえ、実績を伸ばしている。

 SFチューブはPETモノフィラメントを編組した配線保護チューブ。編組構造のため軽量で熱や湿気を逃がし、屈曲性、弾力性、伸縮性に優れることから可動部分のケーブル保護に最適だ。6サイズを取りそろえ、拡大最大径12~55ミリメートルで対応可能。標準品と難燃品(UL規格認定品・燃焼定格VW-1)がある。

 自動車や自動二輪車用途に開発されたネットプロテクターSSは耐摩耗性に優れた編組チューブで独自のカット仕上げが装着作業効率をアップする。

 関連製品として編組チューブ専用カット工具であるヒートナイフSSが販売開始された。昇温が早く熱安定性に優れるセラミックヒーターを搭載し、高温の独自刃先が編組チューブをスムーズに切断溶着する。カット面がほつれず、きれいに仕上げることが特長。独自の刃先形状は2カ所の切断面を持ち、切断時の自由度が高く軽量な本体と併せ、連続カット作業でも疲れにくくカット作業の効率化に貢献する。

 いずれもRoHS指令対応品となる。