LGエレクトロニクス・ジャパンは26日から、猫の健康管理とキャットタワーを兼ねた空気清浄機「LG PuriCare AeroCatTower（プリケア・エアロキャットタワー）」をクラウドファンディングで先行発売する。空気清浄機「LGプリケア」シリーズの新ラインアップで、猫と暮らすユーザーの需要獲得を狙う。

　新製品の本体上部には、猫を包み込むようなドーム型の温熱シートを搭載。温かい場所を好む猫が快適に過ごせるように温熱機能を搭載し、低温モード（34度前後）と高温モード（39度前後）に設定できる。猫が乗っているときにだけ作動する検知温熱モードと、常にシートを温める持続温熱モードを選べる。

　温熱シートには体重測定の機能もある。空気質のチェックなどができる専用アプリ「LG ThinQ」に登録した最大4匹のペットの体重の推移をグラフで確認できる。温熱シートの耐荷重は15キログラム。急激な体重増減や肥満リスクを検知した場合は通知が届く。

　「ペットモード」では、本体上部の温熱シートに乗った猫の重みを感知して風量を弱め、シートから猫が下りると風量が強まる。操作ボタンはシート底面前方に配置し、猫が飛び乗るなどして誤って押してしまう心配を無くした。ケーブルは噛みつき防止用のコーティングを施工している。シートに敷いているクッションは取り外して手洗い可能。

　マーケティングチームの安藤康夫氏は「あくまでメーカーとしてはペットや猫向け空気清浄機だが、開発側としてはペットのより良い生活に向けての思いがある」と、今回の新製品を含めたペット向け空気清浄機について語る。

　新製品は、クラファンサイト「GREEN FUNDING」で、26日正午から4月30日までプロジェクトを実施。先行支援時は約39％オフの税込み5万9900円から。一般販売は家電量販店などで5月中を予定し、想定実売価格は同9万8000円。年間の目標販売台数は5000台を掲げる。