2025.03.26 富士通など高精度の量子ゲート操作 ダイヤモンドスピン方式で実現

 富士通は、ダイヤモンドスピン方式量子コンピューターの量子ゲート操作で、誤り訂正を可能にするエラー確率0.1%未満の高精度操作を世界で初めて達成した。オランダ・デルフト工科大学と同大学の量子技術研究機関QuTechとの共同研究で実現した。

 ダイヤモンドスピン方式は、ダイヤモンド結晶内のカラーセンターと呼ばれる欠陥部位のスピン状態を量子ビットとして利用する方式。従来の超伝導方式に比べ、量子状態保持時間が長く、マイナス269度とい...  (つづく)