2025.03.28 【業務用無線特集】八重洲無線 SRD790/795、独自混信回避機能を搭載
SRD790(左)とSRD795
八重洲無線は、優れた基本性能と独自の混信回避機能(YAESUコネクト)を搭載した業務用通信機を市場に投入した。
同社の新製品「SRD790/795」シリーズは、より飛びを追求した高周波回路設計と新開発のERAアンテナによりデジタル簡易無線機(デジ簡機)(登録局)として広い通話範囲を実現。騒音の多い現場でもストレスなく通話ができる大音量1.4Wの低周波出力、IP68準拠の防じん・防水構造による高い信頼性、デジタル処理によるノイズキャンセリングなど、過酷な現場でも確実な通信をサポートする。
デジ簡機(登録局)は広いエリアでの通話が可能なので大規模な建設現場やイベント運営などで数多く用いられるが、使用環境によっては混信が起きやすい。同シリーズはデュアル受信方式を応用した強力な混信回避機能を実装。使用者は混信を意識することなく、もう一つのチャンネル(ch)でそのまま通話を継続可能。また、割り込み通話もできる。
さらに、ch変更の場合、従来は端末ごとに設定する必要があったが、全端末を一斉にワンタッチで変更する「テレポート機能」を搭載。普段は別々のグループで運用の場合も、ワンタッチで全員に連絡可能とする「マージ機能」により、必要な場合、瞬時に全員との情報共有も可能だ。無線機が電波の混み具合を分析して混信の少ないchを自動選択する「エリアリサーチ機能」も搭載。選択されたchはエアクローンで簡単にグループ全員のSRD790シリーズに通知・同期され、すぐに通話が開始できる。
同シリーズはシンプルキーモデル「SRD790」、chの手動変更やメニュー操作に便利なフロントキー付きモデル「SRD795」の2モデルがある。それぞれにブルートゥース対応モデルも用意。オプションのERAロングアンテナなど、業務に合わせて最適な選択ができる。