2025.04.03 イリソ電子工業の秋田工場が稼働 コネクター一貫生産 スマートファクトリー、高い省エネ性能

秋田工場の外観

 イリソ電子工業は、国内新工場の秋田工場(秋田県横手市)を4月1日から稼働開始した。同工場は、コネクター一貫生産工場として、スマートファクトリーをコンセプトに付加価値の高い生産活動を展開する。

 秋田工場は、同社グループの工場としては、グローバルで6番目、国内では茨城工場(茨城県常陸大宮市)に続き2番目の工場となる。コネクター一貫生産工場として、プレス、成形、めっき、組み立て設備などの主要工程に必要な全ての生産設備を保有している。

 今年4月にまず、組み立て設備10台、プレス機と成形機がそれぞれ2台を稼働開始し、今年6月にめっきライン1台の稼働もスタートする。最終的には組み立て設備が150台、プレス機と成形機はそれぞれ30台を設置し、めっきラインは60メートルのライン5台を導入する。

 同工場は、スマートファクトリー、優れた省エネ性能などをコンセプトに、付加価値の高い生産活動を展開する。検査工程は、ほぼ100%自動検査を行う予定。工場建物には、地震対策や熱による建物膨張に対応できるつなぎ目である「エキスパンションジョイント」が導入されているほか、冬場の雪対策も施している。

 同工場は横手市の横手第...  (つづく)