2025.04.10 主要量販店の2025年3月月次速報 エアコンなどけん引し各社堅調 通期も前年比増
主要家電量販店各社の3月の月次売上速報が出そろい、白物家電がけん引し、前年同月を上回った。各社ともテレビは苦戦したものの、エアコンが継続して伸長し、冷蔵庫や洗濯機といった大型家電も堅調に推移したところが目立った。24年度(24年4月~25年3月)でもほとんどが前年度を上回った。
3月は、ヤマダホールディングス(HD)は家電領域のデンキセグメントが前年同月比6.7%増となった。冷蔵庫やエアコン、パソコン、携帯電話が好調に推移するとともに、新業態店「ライフセレクト店」の出店が順調に進んで売り上げに寄与した。住宅関連の住建、金融、リユースなどの環境の各セグメントも前年同月を上回った。
エディオンは全店で同6.7%増となった。テレビは同0.2%減の微減ながら、エアコンが同11.8%増、冷蔵庫が同5.0%増、パソコンが同13.2%増と好調だった。リフォーム事業は同1.8%減と苦戦が続いた。
ケーズホールディングスはグループ合計で同1.8%増。テレビが同1.6%減と苦戦したものの、エアコンが同6.3%増、冷蔵庫が同4.7%増、洗濯機が同2.1%増と大型家電は軒並み堅調に推移した。調理家電や理美容家電も伸ばした。
... (つづく)