2025.04.17 三菱ケミカル、中国・仏で難燃性コンパウンド生産増強 需要大幅増に対応

ケーブル被覆用途のイメージ

 三菱ケミカルは、ケーブル被覆などに使用されるポリオレフィンや熱可塑性エラストマーをベースとした難燃性コンパウンドについて、三菱化学功能塑料(中国)有限公司(中国・江蘇省)およびMCPP France SAS(フランス・ティフォージュ)の生産能力を増強する。

 モビリティー、通信、建設、ガスなど幅広い産業分野のケーブル被覆材として、難燃性コンパウンドの需要が大幅に増えている。

 同社の難燃性コンパウンドは、さまざまな難燃・耐熱レベルに対応したグレードラインアップ、独自の配合技術による高い柔軟性、押出成形における優れた成形加工性を持つ。これらの特長から、自動車用ケーブル、太陽光発電システム用ケーブル、スパッターチューブなど幅広い用途で採用されてお...  (つづく)