2025.06.02 【電波の日特集】アイコム モバイルIPフォンに高い需要
IP210H(左)とIP200H
アイコムは、IP電話シリーズ「telelink(テレリンク)」の対応製品を拡充している。昨年までにモバイル向けからインターフォンタイプ、固定電話向け、スマートフォンアプリなど多彩なラインアップを用意。シリーズ製品として販売を強化し、特設サイトを開設して認知拡大を進める。
同シリーズのIP電話はモバイルIPフォンの「IP200H」「IP210H」、多機能卓上型IPフォン「VP-2100」、IPフォンアプリ「IP200APP」、無線IPインターコム「IP200PG」の5機種。このほか、VoIPルーター2機種も用意している。
シリーズのコンセプトは「現場の通話をシームレスにつなぐ」。異なる通話端末でもシームレスに通話でき、内線・外線電話のみならず、一斉連絡も可能。内外線の電話の機能を持ちながら、トランシーバーのような連絡もできる。在宅勤務や外出先でもオフィスの電話のように使え、働き方や多様な業種に柔軟に対応する。
特に需要が高いのはWi-Fi/LTEでつながる、通話場所を選ばないモバイルIPフォンの「IP200H」。携帯電話と似たデザインで、PHSからの置き換えとして支持を得ている。病院や宿泊施設、介護施設、学校などでの活用が増えている。客観的に見て、連絡時にスマホを使用することに適さない職業などに重宝されている。
堅ろう性に優れた無線モバイルIPフォン「IP210H」も人気。IP57に対応し、黒いボディーとトランシーバーのようなデザイン、大容量バッテリーを搭載でニーズが高まっている。
これらのシリーズは2月に開設した特設サイトで調べることが可能。機種の紹介から、業種ごとの適応事例、課題が解決した事例などを掲載。