2025.06.11 リコーがマルチモーダルLLM開発 企業文書の読解精度を強化

 リコーは10日、日本企業の多様なドキュメント活用を目的としたマルチモーダル型の大規模言語モデル(LLM)の基本モデルを開発したと発表した。日本の企業文書には多数のチャート図やフロー図が含まれ、海外製のLLMでは正しく読解できないケースが多いことから、文書の読み取りに強みを持つリコーがLLMを独自に開発。7月にベンチマークツールとして無償公開する予定。

 リコーは1980年代から人工知能(AI)開発に取り組み、近年は生成AIの研...  (つづく)