2026.02.17 AI協働は「人主導」が過半、理解不足やセキュリティ不安が課題に アドバンスト・メディア調査

 AI(人工知能)音声アプリを手がけるアドバンスト・メディアは17日、日本国内のビジネスパーソン1000人(20~60歳)を対象に「AIエージェントの利用と人との協働に関する調査(第1弾)」を実施した。AI活用への期待が高まる一方、理解不足やセキュリティ不安などの課題が浮き彫りとなった。

 理想的な協働関係については「AIが補助し、人間が主導する」が52.7%で最多となり、人主体の活用を志向する傾向が明確となった。一方で「対等なパートナーとして協働する」は11.5%、「明確に分業する」は11.6%にとどまった。

 「AIエージェントと生成AIの違い」を明確に理解していると答えたのは9.6%に過ぎず、「聞いたことはあるが違いは知らない」「まったく知らない」を合わせると64.2%に達した。特に役職別では、経営層20.6%に対し一般社員6.5%と約3倍の開きが見られ、理解度の面では課題が大きいことも判明した。

 導入状況では「すでに導入」11.6%と「導入を検討」12.5%を合わせ、24.1%が前向きな姿勢を示した。期待面では、AIエージェントにより業務が効率化されるとした回答が63.3%に上り、実務改善への期待は大きかった。

 一方、懸念事項では「セキュリティ・情報漏洩(ろうえい)」が51.4%で最多、「精度や信頼性の低さ」も46.9%と高水準で、品質と安全性への不安が根強い。また、自身の仕事が奪われる可能性を「感じる」とした回答も33.0%に達した。

 同社は、AIへの期待と不安が混在する現状を踏まえ、人とAIの健全な協働には技術面の安全性向上に加え、現場を含めた理解度の底上げが不可欠と分析している。