2026.03.18 My-IoTコンソーシアム ワークショップで事例紹介

26年度の計画を紹介

 簡易で低コストなIoTシステム構築・運用の推進に取り組んでいるMy-IoTコンソーシアム(事務局=福岡市西区)は11日、「第4回ワークショップ」を福岡市西区のMEINOHAMA STEPSとオンラインとのハイブリッドで開催した。同コンソーシアムは2021年から活動し、ワークショップは、会員のイノベーション・事業創造や分野連携推進を目的としている。

 冒頭に、井上弘士幹事長(九州大学・大学院システム情報科学研究院情報知能工学部門教授)は、「AI for サイエンス」といったキーワードで大学や文科省、経産省などが動いていることを指摘。「生成AI(人工知能)を使う中で大事なのは、センシングしたデータをきちんと解析し、その結果を制御系に戻すことだ。まさにこのコンソーシアムの活動で、今後生成AIが増えてくればくるほど、より価値が高まってくる」と、各ワークグループの活動に期待を寄せた。

 今回はシルクラボラトリ(東京都新宿区)、ライブブロックテクノロジーズ(同)、ZeroToInfinity(同)の3社がプレゼンテーションを行った。幅広いシステムの受託開発を手がけるシルクラボラトリは、Raspberry Piを活用したセルフビアサーバーシステムを紹介。部品の故障などさまざまな現場の課題をクリアし、さらなるコスト削減やアラート通知などにも取り組んでいる。

 産業向け電子通信機器関連の開発・販売のライブブロックテクノロジーズは、ルーターによる遠隔地とのIoT推進の事例について説明。画像解析×AIサービスのZeroToInfinityは、「現在の自治体の実証トレンドと協業アイデア」をテーマに、公募のトレンドや狙い目のほか、センサー業者が注目すべき重点領域としてスマート農業や、環境モニタリング、離島・過疎地のDX(デジタルトランスフォーメーション)などを挙げた。招待講演として、広域TLO(技術移転機関)のキャンパスクリエイトの高橋めぐみ社長が「広域TLOが紹介する産学連携の使いどころと成果の出し方」を主題にオンラインで登壇した。

 同コンソーシアムは3月現在で61法人・個人が参加し、ワーキンググルーブでは文化財保護、スマートマニュファクチャリング、スマート配電盤の三つが活動している。26年度はサワライズ(福岡市西区)が提供するトレーラーハウスでの実証やワークショップを計画。なお、Webサイトは4月末に更新を予定している。