2026.03.27 九州テン、IoTゲートウェイ新機種QRIoT III 設定作業を軽減、複数通信方式を1台に統合
九州テン(福岡市博多区)は、IoTゲートウェイ「QRIoT II(キュリオットツー)」の後継機種となる「QRIoT III(キュリオットスリー)」を発売する。
QRIoT IIIは、小型・省電力・低価格で評価を得てきたQRIoT IIをベースに、DHCP(IPアドレスを自動取得する機能)やBluetoothの複数規格同時受信機能を追加し、LANやWi-Fiに対応した。ネットワークの自動化や多様なセンサー接続への需要に対応するアップグレードモデル。
IoTの導入では、製造設備の稼働監視や遠隔点検、環境データの収集など用途が広がる一方、ネットワーク設定の煩雑さが課題となっている。同社は、すぐに使えるIoTゲートウェイをコンセプトにQRIoTシリーズを展開してきた。
前モデルのQRIoT IIは従来比約62%の小型化を実現し、省電力・低価格を強みに幅広い現場で採用されてきた。新モデルのQRIoT IIIは基本性能を継承しつつ、LANとWi-Fiモジュールを1モデルに統合するなど、運用の簡素化に向けた改良を施した。
Wi-Fiチャネルの自動切換やNTPによる時刻取得機能を搭載し、設定作業を大幅に軽減する。HTTPSへの対応やWi-FiのWPA3暗号化により、セキュリティーも強化した。また、異なる規格や用途のBluetoothセンサー機器を1台で受信でき、アンテナ性能の向上により受信感度も高めた。
従来は有線モデルと無線モデルを分けていたが、QRIoT IIIでは1モデルで両方式に対応する。LTEモジュールの変更によりマルチキャリア対応とし、在庫管理の簡素化や導入判断の容易化、運用の自由度向上につなげる。
価格はオープンで、2026年7月ごろの出荷開始を予定している。










