2026.03.30 【タイ経済最新動向企画】混乱する中東情勢、タイ経済への影響も 今後も動向注視が必要
米国によるイラン攻撃により混迷を増す中東情勢。状況は刻々と変化するため先行きは不透明ながらも、タイ経済にも影響を与えそうだ。
タイはエネルギーの輸入依存度が高く、有事の際にはバーツ通貨が各市場で売られやすい。実際、米国による攻撃開始以降、バーツ安が進行している。また、タイは他アジア周辺国に比べて原油価格上昇に対する経常赤字の感応度が高く、経済全体に与える影響も相応にある。

アユタヤ銀行(三菱UFJフィナンシャルグループ傘下)の中山雅史執行役員日系営業部長は「対イラン軍事作戦による混乱が短期で終結する場合、各国とも備蓄原油で対処することは十分可能。短期終結シナリオで石油備蓄を考えれば、1、2カ月はサプライチェーンの大きな混乱は回避できる」と話す。
半導体・エレクトロニクス市場に特化した影響は無いと予想されるものの、エネルギーに関わる問題は全産業が影響を受ける。データセンター建設においても電力供給面がネックとなるが、他国も同じ課題を抱えることとなる。今後も中東情勢の動向は、注視していく必要がある。









