2026.04.09 東陽テクニカ、ステッピングモーター特化の試験装置を投入 3Dプリンターや医療などの研究開発を支援

新モデルの「TSBS340/P」一式(イメージ)

 東陽テクニカは8日、モーター性能を評価するオールインワン型のモータートルク試験ベンチ「TSB(Toyo Smart Bench)シリーズ」に、高い精度で位置を制御できるステッピングモーター専用の新モデルを追加したと発表した。3D(3次元)プリンターをはじめ、幅広い分野を支えるモーターの評価を後押しする。

 今回発売したのは、ステッピングモーターの評価に特化した「TSB STEP」シリーズの「TSBS022/P」「TSBS340/P」「TSBS070/H」の3機種。トルク計や電磁ブレーキユニットなど評価に必要な機器を一式で提供するため、導入後にすぐに評価を始められる。

 モーターをベンチにセットするだけで簡単に正確な計測が行える点も特徴だ。加えて、制御信号を発生させるパルスジェネレーターや測定データを高速で記録するデータロガーなどにも対応し、統一されたユーザーインターフェースから幅広い試験を行える。

 ステッピングモーターの採用先は、医療・分析装置からロボットまで広がっている。これに伴いモーターに求める要求も高度化し、限界性能を定量的に把握するニーズが増えている。その一つとして「プルイン・プルアウト特性」の評価があり、これまで糸と重りを用いて負荷を与える糸掛け方式の装置が広く利用されてきたが、測定の難しさなどが課題とされてきた。

 TSB STEPシリーズは、こうした課題を解決する試験ベンチ。取り扱いに優れた「電磁ブレーキ方式」を採用することで、プルイン・プルアウト特性を自動で測定できるようにした。

 従来の糸掛け式では困難だった100mN・m(ミリニュートン・メートル)から数N・mまでのプルイン・プルアウト試験などに対応。モーター評価技術の高度化や、モーション制御分野での製品開発を支援していく方針だ。