2026.04.21 エコキュート沸き上げ時間、AIで最適制御 新サービス開始 ダイキンとGSJ

ダイキン エコキュート(イメージ)

 ダイキン工業とグリッドシェアジャパン(GSJ)は、ダイキンの家庭用ヒートポンプ給湯機「エコキュート」の沸き上げ時間をAI(人工知能)で最適に制御する「グリッドシェアサービス」を開始する。申し込みは6月から受け付ける。

 両社は、ダイキンエコキュートシリーズの遠隔制御システムとGSJが展開するAIプラットフォーム「Gridshare(グリッドシェア)」をクラウド上で連携し、エコキュートの沸き上げ時間を最適なタイミングで行う仕組みを構築した。

 家庭ごとに異なる電気料金プランや電力消費のタイミング、天候に基づく太陽光発電量の予測情報を組み合わせ、太陽光発電による電力をより効率的に活用する次世代のエネルギーマネジメントとなっている。

 新サービスにより、太陽光発電の余剰電力を活用し、家庭の電気代削減とエネルギーの安定化に貢献していく。

 ダイキンエコキュートシリーズの対象機器を利用する顧客が、GSJのGridshareサービスをWebサイトから申し込むことで利用できる。GSJ既存顧客への先行販売を実施中で、一般申し込みは6月より開始する。

 同サービスでは、太陽光を有効活用したAIによる最適沸き上げ制御を実現する。日々の電力使用状況の予測や天気予報に基づき、AIが翌日の太陽光発電量と電力需要を高精度に予測する。

 エコキュートの従来の夜間沸き上げから、太陽光で発電した電気の余剰分を用いた効率的な昼間沸き上げへと自動でシフトする。

 また、雨天時など太陽光発電が十分に見込めない場合には割安な深夜電力を活用するなど、顧客のライフスタイルに合わせてエコキュートを自動で最適制御する。

 AI が常時太陽光発電量を予測し、顧客ごとの電力料金メニューなどを元に最適な沸き上げプランを実行するため、電気料金の削減効果を最大化できる。

 また、Gridshare対応の蓄電池を保有している顧客は、対象エコキュートを導入することで、「蓄電池×エコキュート」の統合制御が可能になる。顧客は、日々の煩雑な操作が不要で、AIに全て「お任せ」で、快適さと経済性を両立できる。

 将来的には、点在する蓄電池とあわせてエコキュートを遠隔で統合制御し、電力需給バランスの調整に活用するVPP事業への対応も視野に入れる。顧客は意識せず社会全体のエネルギー安定化にも貢献できる。