2026.04.24 電子部品グローバル出荷2月度、6カ月連続で前年同月比プラス AI関連などが需要をけん引
電子情報技術産業協会(JEITA)が24日発表した今年2月度の電子部品グローバル出荷額は前年同月比0.8%増の3467億円となり、微増ながら6カ月連続で前年同月比プラスとなった。AI(人工知能)・データセンター(DC)関連などが需要をけん引し、為替の円安も出荷金額を押し上げた。
今年1月度の前年同月比10%増から伸び率が大きく低下したが、今年は中国の春節期間が全て2月にかかっていたことなども影響したとみられる(25年の春節は1月下旬~2月上旬)。
2月度グローバル出荷の分類別では、「受動部品」が前年同期比4.3%増と伸長したが、「接続部品」は同0.2%減、「変換部品」は同3.0%減、「その他の電子部品」は同8.5%減と軒並み減少した。
地域別では、「米州」が同7.1%増、「アジア・その他」が同5.5%増、「日本」が同3.6%増、「欧州」が同0.2%増とそれぞれ増加したが、「中国」のみ同7.1%減と減少した。
製品別では、コネクターが同7%増、コンデンサーが同6%増、トランスが同5%増と比較的高い伸びとなった。一方、スイッチや高周波部品は2桁の減少となった。
電子部品グローバル出荷の前年同月比増減は、22年秋から23年にかけて低迷したが、24年はICT関連の復調やAIサーバー・データセンター需要拡大が関連部品需要を拡大させ、為替の円安も日系部品企業の出荷金額を押し上げた。その結果、24年度累計の電子部品グローバル出荷は前年度比3%増と反転した。
25年の電子部品市場は、BEV(バッテリーEV)市場は低迷が続いたが、産機関連は回復傾向となり、AIサーバー・DC関連需要は年間を通じて高水準が継続。懸念された米トランプ政権による相互関税影響も軽微だった。この結果、25年4~26年1月の10カ月累計の電子部品グローバル出荷額は前年同期比4%増の3兆8585億円となっている。
26年の電子部品市場は、新車需要の低迷や低調な中国経済、米国関税政策など不透明予想も多いが、AI関連や産機関連がけん引し、緩やかな回復傾向が続く見通し。一方で、直近では2月末に始まったイスラエルと米国によるイラン攻撃に伴い地政学リスクが急激に高まっており、今後の部材調達への影響や、世界景気全体に与える影響などが懸念されている。
2月度の電子部品国内出荷額は前年同月比3.6%増の797億円となり、6カ月連続で前年同月比プラスとなった。





パイオニア 新体制で始動 次の成長への軌跡を追う




