2026.04.28 ちゅピCOM、スマート農業を推進 北広島町の吉木営農組合で実証

 ケーブルテレビ事業のちゅピCOM(広島市)は27日、広島県北広島町の吉木営農組合と連携して進めてきたスマート農業の実証実験を終え、実装の段階に移行したと発表した。

 両者は、2022年から25年まで行ってきた実証実験の成果を踏まえ、スマート農業システムの導入を決めた。

 北広島町からの委託事業による実証では、吉木営農組合が管理する水田に通信環境を整備し、作業状況や圃場(ほじょう)の環境データを取得・共有する。これにより、作業の「見える化」が進み、確認・判断に要する時間の短縮や作業計画の平準化につながった。具体的には、圃場の見回りのための移動時間についても、年間約85時間の削減効果が得られたという。

 こうした実績を踏まえ、26年度から40カ所の水田にシステムを導入し、本格運用する計画。実験的な利用から、日常の営農活動に組み込む「実装のフェーズ」へと移行する。

 今回のスマート農業システムは、圃場に水位・水温センサーや自動給水・止水装置を設置することで、スマートフォンなどによる遠隔監視や操作だけでなく、センサーと装置の連携による自動給水・止水を可能にする。 ちゅピCOMでは、吉木地区での状況を踏まえ、他地域への展開を図る計画だ。