2026.06.19 ニチコン、AIサーバー向けコンデンサー UTKシリーズを開発、市場投入 高耐圧と高容量化を実現

105℃、5000時間保証高耐圧小形リード線形「UTKシリーズ」105℃、5000時間保証高耐圧小形リード線形「UTKシリーズ」

 ニチコンは、AI(人工知能)サーバー向け電源用途で要求が高まっている高耐圧保証の小形リード線形アルミニウム電解コンデンサー「UTKシリーズ」を開発し、市場投入したと発表した。これまで培ってきた技術を基に、電解紙仕様を最適化することで、高耐圧と高容量化を実現した。

 AIサーバーは近年、生成AIや大規模言語モデルの普及により急速に発展し、高性能GPU(画像処理半導体)を大量に搭載した高密度・高電力化が進んでいる。クラウドサービスや自動化需要の拡大を背景に、需要も急増している。

 AIサーバーの電源では、出力電力が高く、高負荷での長期連続稼働に耐えられるコンデンサーが求められる。これに伴い、高耐圧、高信頼性品への要求が高まっている。

 同社はこうした市場ニーズに対応するため、105℃、5000時間保証の高耐圧小形リード線形アルミニウム電解コンデンサー「UTKシリーズ」を開発した。既存の「UCYシリーズ」と比べ、静電容量を最大100%、許容リプルを最大81.6%増やした。475V定格も新たにラインアップした。

 定格電圧範囲は475~500V。定格静電容量範囲は65~160μF。カテゴリ温度範囲は-40~105℃。サイズは10種類を用意する。サンプル、量産ともに対応中で、供給体制は月10万個を予定する。生産工場はニチコン大野。