2026.07.22 スタートアップW杯東京予選、カウシェが優勝 11月の世界決勝大会へ 2500人超が来場
スタートアップワールドカップ2026東京予選は、カウシェが優勝
スタートアップワールドカップ2026東京予選が、東京都内のグランドハイアット東京で開かれた。約250社の応募から選ばれたファイナリスト10社が登壇し、ショッピングアプリを手掛けるカウシェ(東京)が優勝した。東京予選代表として、11月4~6日に米サンフランシスコで開かれる世界決勝大会に出場する。
会場には2500人以上が来場した。メインのピッチコンテストに加え、フィジカルAIなどをテーマにした特別セミナー、100社超が出展する展示会、数百人規模のネットワーキングパーティー、事業会社や投資家とスタートアップによる面談会も開かれた。林芳正総務相、片山さつき財務相、初代デジタル相を務めた平井卓也氏、KDDIの髙橋誠会長、オリックスの宮内義彦シニア・チェアマンら官民のゲストも登壇した。
スタートアップワールドカップは、米ベンチャーキャピタルのペガサス・テック・ベンチャーズが主催する世界最大級のビジネス・ピッチコンテスト。世界130以上の国・地域で予選を実施し、各予選を勝ち抜いた代表企業が世界決勝大会で、世界チャンピオンの座と優勝投資賞金100万米ドル(約1億6000万円)を懸けて競う。
カウシェは、アプリ内の農園ゲームで育てた作物が実際の商品として届く機能や、ユーザーが購入商品の感想を共有する投稿機能を提供する。買い物に遊びや人との交流を取り入れ、新たな購買体験を創出している点などが評価された。
2位にはGlobal Mobility Service(東京)が入った。ローン返済が滞った場合に車両を遠隔制御する技術と独自の与信モデルを活用し、信用情報を持たない人にも自動車ローンを提供するモビリティ金融サービスを展開する。3位の豊実精工(岐阜県加茂郡)は、クロムを使わない独自の金属表面処理技術により、環境負荷の低減と高い耐久性を両立するコーティングサービスを提供する。
小・中・高校生、高専生らを対象としたユースピッチでは、市川学園市川高校のm.k.が優勝した。AI(人工知能)による地域提案から、住民の声を含む生活情報の提供、自治体窓口との連携までを一体化し、地方移住を支援するプラットフォームを提案した。11月6日に世界決勝大会のステージで英語によるピッチを行う。
特別賞の「Startup of the Year」にはOishii Farm(東京)が選ばれた。日本の農業技術とAI、IoT(モノのインターネット)、ロボット技術を融合した完全閉鎖型植物工場を展開し、高品質な無農薬イチゴを年間を通じて生産する。
スポンサー賞では、脳の活動と機器の動きを直接連動させるBCI(ブレイン・コンピューター・インターフェース)技術を活用し、重度まひ患者の機能回復を支援するウェアラブル型リハビリ機器を開発するLIFESCAPES(東京)が、ジャパネットグループ賞を受賞した。
日本円と1対1で交換できる日本円連動型ステーブルコイン「JPYC」を発行・運営するJPYC(東京)は、ALHD賞を受賞した。両賞には、それぞれ5000万円の投資賞金が贈られる。









