2026.07.25 TDK、フォーミュラE東京大会の会場で学生向け特別プログラムを開催 レース運営の舞台裏や最先端モビリティ技術を紹介

イベントの様子

学生へのメッセージを贈るTDKのアンドレアス・ケラーCHRO学生へのメッセージを贈るTDKのアンドレアス・ケラーCHRO

ビットレーンウォークの様子ビットレーンウォークの様子

ポルシェ フォーミュラEチームのガレージポルシェ フォーミュラEチームのガレージ

国際映像制作センターではレース映像配信の舞台裏を見学した国際映像制作センターではレース映像配信の舞台裏を見学した

 TDKは24日午後、同社がタイトルパートナーを務める世界最高峰のEV(電気自動車)レース「フォーミュラE」の「2026 TDK Tokyo E-Prix」のレース前日イベントとして、理工系大学生などを対象とした特別プログラム「100 Engineering Students Behind-the-Scenes Tour」を東京ビッグサイトで開催した。

 同プログラムは、将来の技術者を目指す工学系・理工系大学生などを招待し、普段は立ち入ることのできないレース運営の舞台裏、最先端モビリティ技術、国際イベントを支えるプロフェッショナルの現場を体験にしてもらい、将来の技術革新を担う人材としての視野の広げる機会を提供することを目的に初めて開催したもの。全国各地から大学生、高専生、大学院生など計75人が参加した。

 イベント冒頭でウエルカムスピーチを行ったフォーミュラEのキャット・トムキンズ人事ディレクターは、フォーミュラEの概要や意義などについて説明し、「フォーミュラEでは、伝統的なレースに加えて①サステナビリティ②トラック&オーバーレイ③パワーチームという3つの重要な役割を担っている。持続可能な形での発展を目指し、イノベーションを続けている」と語った。また、「皆さんがキャリアを築いていくうえでの重要なポイントは、適応力、協業すること、レジリエンスを持って挑戦すること、そして人のつながりを大切にしてほしい」とメッセージを述べた。

 続いて、TDKのアンドレアス・ケラーCHRO(最高人事責任者)は、技術パートナーであるポルシェの創業者のフェリー・ポルシェ氏がかつて語った「自分が夢にみるような車がなかったため、自ら作ることにした」という言葉を引き合いに、「これこそが、当社とポルシェの技術パートナーとしての関係性を示しており、私たちは同じDNAを共有している。将来が私たちに近づいてくるのを待つのではなく、私たちが将来を作っていく」と述べた。そして、「皆さんがEVレースカーをみるとき、ボディやスピードが素晴らしいと感じると思うが、勝利を決めるのは、そうした外側ではなく内側。その機械の心臓部こそがTDKの活躍の場。私たちの作る部品は、ほとんどが目に見えないところにあるが、究極のEVを動かしている。TDKで働くということは、目に見えないところから世の中にインパクトを与えること」と語った。

 その後のトークセッションで、ケラー氏は将来の技術者を目指す学生へのメッセージとして、「昨日の成功に安住する技術者は不要。我々は勇気をもって大胆に今存在しないものをつくるエンジニアを求めている。好奇心、挑戦する勇気を大切にし、そして自己変革を怠らないようにしてほしい」とアドバイスした。

 ツアーでは、レース会場内のピットレーンウォーク、ポルシェ フォーミュラEチームのガレージ訪問、フォーミュラEの国際映像制作センター見学などを実施した。ポルシェ フォーミュラEチームのガレージ訪問では、レースカー「Porsche 99X Electric」の実車やエンジニア、レース運営の舞台裏を間近で見学し、同車両に採用されているTDKの技術や製品の説明を受けた。国際映像制作センターでは、世界中にレース映像を配信するフォーミュラE放送チームの舞台裏やライブ中継が世界へ配信される仕組みなどの説明を受けた。このほか、希望者には、同日夜のフリー走行見学も行った。

 また、同日午後にはフォーミュラEのレース前日特別イベント「2026 Change.Accelerated.Live Tokyo」も東京ビッグサイト内で行われ、フォーミュラEのジェフ・ドッズCEOやTDKの齋藤昇社長CEOなどが登壇した。

 会場内のファンビレッジでは、ポルシェ、ヘンケル、TDKによる共同ブースも出展している。

 フォーミュラE Tokyo E-Prixは、7月25日と26日の両日、ナイトレースとして実施される。