2026.07.06 【関西地区特集】たけびし、総合展示会開催 AI、DX、ロボで課題解決 京都本社で7月16、17日

昨年のフェア会場の様子

 たけびしは7月16、17日、同社本社(京都市右京区)のイベントホールで、総合展示会「たけびしソリューションフェア2026」を開く。テーマは「100年のその先へ。人と技術を結び、未来を拓く。」。自動化、AI(人工知能)活用、DX推進、サイバーセキュリティーなど、企業や製造現場が抱える課題に対し、四つのゾーンで解決策を提案する。セミナーも7コマ開催する。

 会場は「DX&ロボティクス」「ファクトリー」「スマートシティ」「ネクストデバイス」の四つのゾーンで構成する。同社の強みとなる「つなぎの技術力」と「コーディネート力」を掛け合わせ、具体的で実践的なソリューションを幅広く紹介する予定だ。

 DX&ロボティクスゾーンでは、OPCサーバーの最新機能「OPC-UA情報モデル」を中心に、AIとロボットが連携して自律的に動く工場を紹介する。工場内をイメージしたブースで、各種ロボットが連動するデモを用意する。

 ファクトリゾーンでは、AIラダー生成ツールや品質管理、搬送自動化など、人手不足をはじめとする現場課題の解決につながるソリューションを紹介する。スマートシティゾーンでは、エネルギー、セキュリティー、環境改善など五つのテーマを用意。自社で実践する太陽光発電設備の電力を自己託送するモデルを提案する。ネクストデバイスゾーンでは、産業向けの次世代デバイス、次世代ディスプレー、非接触給電などを展示する。

 セミナーは、毎回人気を集める半導体市況セミナーを2回用意する。各セミナーとも定員は80人で、予約が必要。開場時間は2日間とも午前10時から午後5時まで。

さまざまなロボットが登場する(昨年の様子)

DX&ロボティクスゾーン

ロボット5システム披露
 合計5システムでロボットが登場する。同社のOPCサーバーからの指示により、ロボットの稼働制御や状態が可視化できる様子を披露する。生産設備とロボットが連携する次世代工場の姿を示す。

 ロボットは、4足歩行ロボットや、パレットに積み荷を載せるパレタイズロボット、HCIの4輪駆動ヒューマノイドロボット「ロボボにゃん」などを展示する。リニア搬送システムと協働ロボット、エレベーターと連携するAMR(自律走行搬送ロボット)も披露する。

 会場奥には約50㎡のスペースを設け、生産現場と設備が連携する未来の工場をイメージしたゾーンに仕上げる。人の言葉でロボットを操作できるデモを用意するほか、4足歩行ロボットには各種センサーを搭載し、アナログ計器の可視化ソリューションとして紹介する。

昨年のスマートシティゾーン

スマートシティゾーン

都市・工場の効率化提案
 安全性と効率性を高める未来の都市・工場像を提案する。同社のエネルギー活用事例も紹介し、脱炭素やセキュリティー、業務改善など、企業が直面する幅広い課題への対応策を示す。

 エネルギー活用事例では、2025年9月から始めている電力の自己託送を披露する。滋賀県高島市の太陽光発電設備(出力186kW)で発電した電力を約40km離れた京都市内の本社へ供給し、自家消費している事例を説明。本社電力の20%をカバーし、CO₂排出を86t削減するソリューションとして紹介する。

昨年のファクトリーゾーン

ファクトリーゾーン

現場課題を4テーマで提案
 生産技術、品質管理、保全安全、情報システムの4テーマで、人材不足や属人化など製造現場の課題を可視化する。現場に即した解決策をわかりやすく提案し、工場の生産性向上と業務効率化につながる取り組みを紹介する。

 品質管理では、PC上で短期間に導入できるAI画像検査ソリューションを、デモを交えて紹介する。生産技術では、リニアトラックと非接触給電を組み合わせた次世代搬送ソリューションを展示。多品種生産に適した工程統合搬送システムとして披露する。

 AIエージェントによる設備の運用・保守支援ソリューションを出展する。AIエージェントが設備データと現場ノウハウを基に、自律的に設備状況を把握し、トラブルを調査する。AIラダー生成ツールも参考出展し、現場の省力化や技能継承につながる提案を行う。

電子ペーパーなどを披露する

ネクストデバイスゾーン

次世代デバイス14コーナー
 エッジAIや表示・通信技術を通じ、AI時代の装置や製品価値を高める次世代デバイス活用を提案する。14のコーナーを用意し、産業分野での活用が期待される先端デバイスを紹介する。

 透明の有機ELディスプレーや、コレステリック液晶電子ペーパーなどを出展する。電子ペーパーはB3サイズのフルカラーで、太陽光パネルを内蔵した電源不要タイプ。3Dディスプレーとセンサーを組み合わせ、手のモーションで操作できる3Dインターフェースも公開する。

 非接触給電では、薄型シートタイプなど2種類のソリューションを紹介する。産業向けのエッジAIも展示するほか、同社の海外拠点や海外子会社リ・チャンプのグローバルネットワーク23拠点と連携した供給体制も披露。部品調達から提案まで、国際対応力を示す。