2026.07.27 【半導体総合/エレクトロニクス商社特集】マクニカ・原一将社長 半導体事業単体で1兆円超 データセンター向けが貢献

 マクニカは従業員の3割を占めるエンジニアを活用した技術支援と、アフリカ・北欧にも拡大した世界33カ国・地域100拠点のネットワークを生かし、グローバルにサービスを提供。最先端技術を世界中で発掘し、技術力を武器に課題解決を図る。

 半導体事業は人工知能(AI)関連データセンター向けビジネスなどが伸び、同事業単体で初めて1兆円を超える売上高を達成した。

 AI関連では先端ロボット製品を展開するUnitreeと日本市場でのフィジカルAIソリューションの共同検討と市場展開に向けた協業を開始した。またCTCとエヌビディアのプラットフォームを活用した「フィジカルAIトレーニング」の総合パッケージを提供開始した。

 サイバーセキュリティ事業は国内トップシェアを誇る自社開発のアタック・サーフェス・マネジメント(ASM)サービスをさらに進化させた予防型サイバーセキュリティサービス「ANTERAS」を発表し、企業のリスク低減に貢献する。

 CPSソリューション事業はスマートシティー・モビリティーが、茨城県常陸太田市で定常運行中の自動運転EVバス「EVO」による、一部の走行ルート(一般道)で運転者を必要としない自動運転車(レベル4)の認可を国土交通省関東運輸局から取得した。サーキュラーエコノミーは既存の窓ガラスに塗布するだけで近赤外線を大幅にカットする「マクニカット 窓用遮熱塗料」を法人・企業向けに提供開始。工場やプラントなどの高温設備向けに設備表面からの熱の出入りを抑制し省エネルギー、安全性の向上、点検・保全作業の効率化を同時に支援する「マクニカット 着脱式断熱カバー」も発表した。そのほかスマートマニュファクチャリング、ヘルスケア、フード・アグリテックの5テーマを展開する。

 原一将社長は「パーパス『変化の先頭に立ち、最先端のその先にある技と知を探索し、未来を描き"今"を創る』、スローガン『先端技術をみんなのものに』『タネまくマクニカ』にある通り、革新的な先端テクノロジーを世界中から取り入れ、社会課題や経営課題を解決するための戦略重要テーマとなり得る、「半導体、サイバーセキュリティ、DX・AI」を包括的に提供していく」と語る。