2026.09.11 VAIO、ノートPCの新シリーズ ノジマと連携し開発
「VAIO T」と「VAIO T work」を発売
VAIO(長野県安曇野市)は10日、パソコン(PC)の新シリーズ「VAIO Nextシリーズ」を発表した。第1弾として、1台で三つのスタイルに切り替えられる個人向け「VAIO T」と法人向け「VAIO T work」を展開。ノジマ店舗などで22日から発売する。
新製品はノジマからの発案をきっかけに開発。利用実態や現場の声などを聞くノジマと製造力を持つVAIOの強さを組み合わせた。
VAIO独自のマルチフリップ機構を採用し、チルトアップキーボードを備えた「ノートPCモード」、机に置いたまま変形できる「タブレットモード」、画面をそのまま見せられる「ビューモード」を搭載。タブレットモードでは「見る」「触れる」「考える」という使い方に適し、ノートPCモードやビューモードでは「書く」「共有する」という使い方を提案。思考が途切れず作業や動作が自然につながるようにした。ディスプレーは13.3型ワイドWQXGAを搭載し、液晶タッチパネルを採用。
モバイル向け「インテルCore Ultraシリーズ3プロセッサー」を搭載し、Copilot+PCにも対応。独自技術の「VAIO TruePerformance」が性能を引き出す。従来のPCIe 4.0の2倍の転送速度を持つPCIe 5.0対応SSDを搭載し、大容量ファイルコピーやアプリケーション起動など日常的な作業の動作を速くする。広帯域メモリー規格LPDDR5Xを採用したメインメモリーは、最大64GBまで搭載できる。
Web会議を快適にできる「AI(人工知能)ノイズキャンセリング」機能を搭載。自宅のデスクや騒がしいカフェなどさまざまなシーンに最適化した四つのモードでビデオチャットできる。
VAIO Tはカラーがファインレッドとファインブラック。VAIOストア限定で「勝色」も発売する。市場想定価格は税込み43万7800円で、ノジマ全店の店舗やVAIO直営オンラインストアで販売する。VAIO T workは、ファインブラックのみ用意し、オンラインサイトのVAIOストアビジネスで販売する。
VAIOは2025年1月からノジマチームとなった。グループに入ってから顧客基盤は拡大しており、B2B(法人向け)の販売台数の構成は15年度の約35%に対し25年度には約85%まで拡大した。VAIOの取締役執行役員常務開発本部の林薫本部長は「これまでの当社は製品が保守的な方向に寄っていた。ノジマと一緒になり、もっとチャレンジすべきだと後押しをもらった。今回当社は大きな節目を迎えるように、新しいVAIOに向けて一歩踏み出す決意をした」と力を込めた。
ノジマと連携して販売
ノジマは全国に7店舗ある「VAIO Shop in Shop」を展開しているほか、VAIO製品をしっかり説明できる「VAIOマイスター」認定制度を確立。実際に体験できるようにし、ノジマ店頭でVAIOの販売強化を進めた。
新製品はVAIO Shop in Shopだけでなく、各店舗のPCコーナーにも展開する。発売日以降は一番手前に置くなど目立つように工夫する予定だ。
PC市場はWindows 10サポート終了に伴う買い替え需要が落ち着き、販売が減少傾向にある。ノジマM&C推進部情報ソリューショングループの益田巧グループ長は「話題性やPCに他の可能性を求めないと買い替えの需要が生まれない。『壊れていないが買い替えたい』と思ってもらえるのは今回の新製品しかないと思っており、自信を持って提案できる」と話した。









