2026.09.21 【エコキュート・ハイブリッド給湯器特集】リンナイ ハイブリッド給湯器拡大で脱炭素に貢献

ハイブリッド給湯器「ECO ONE」の160Lタイプ

 リンナイは、電気ヒートポンプと潜熱回収型ガス給湯器を組み合わせたハイブリッド給湯器「ECO ONE(エコワン)」でカーボンニュートラル実現に貢献している。ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)への採用や補助金などの影響で、2026年1月に出荷台数20万台を突破。電力需給の最適化に貢献するデマンドレスポンス(DR)の実証も進めていく計画だ。

 エコワンは、世界初の家庭用ハイブリッド給湯器として10年に発売された。新築一戸建ての設置に適した「160Lタイプ」をはじめ、都市部の住宅密集地でも設置しやすい「X5」や既設コンセントに接続可能な「X5 プラグインモデル」を展開している。

 160Lタイプは、ガスと電気の効率よい利用により、年間給湯効率148.1%の業界トップクラスの省エネ性能を備えている。省エネ設備の評価基準となる給湯一次エネルギー消費削減率は47%を実現。太陽光発電時間帯の余剰電力を賢く使ってお湯を作る「PV活用モード」では、従来のガス給湯器と比べて年間約67%の二酸化炭素(CO₂)排出量を削減する。

 微細な泡を水に溶け込ませる独自技術「エアバブルテクノロジー」を搭載したモデルも展開。エコワンを設置するだけで、浴室や洗面所、キッチンなどへ洗浄効果の高いウルトラファインバブル入りのお湯を届けられる。肌へのうるおい効果も期待できる。

 エコワンの災害対応機能の強化も進めており、気象情報と連動して自動でお湯を沸き上げ、貯湯する機能を搭載。断水時にはタンクユニットに備えられた非常用取水栓から簡単に湯水を取り出せる。

 東京ガスと連携したエコワンのDR実証も今年度中に開始する。再生可能エネルギーの普及が進む中、電力需給の最適化に貢献する手段としてDRの重要性が高まっている。エコワンの多様なラインアップを生かし、さまざまな住宅環境でのDRの有効性を検証していく。