2026.10.09 AGC、フッ素資源循環の取り組みで「第9回SXアワード優秀賞」受賞
審査委員長の梅田靖東京大学大学院教授㊧とAGCの籾井達夫常務執行役員
AGCは、フッ素資源循環の取り組みで、サステナブル経営推進機構(SuMPO)主催の「第9回SXアワード」で優秀賞を受賞した。受賞対象は、「捨てられたフッ素を再資源化!“循環蛍石からFluon PTFE”へとフッ素国内循環の社会実装」と題した取り組み。
フッ素化学製品は、耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性などの優れた特性を持ち、は胴体、自動車、建築、航空宇宙をはじめとする幅広い産業で使用されている。一方、その出発原料である天然蛍石は特定地域に偏在しているため、安定調達の確保や天然資源の採掘に伴う環境負荷が課題となっている。
これらの課題に対応するため、同社はフッ素化学に関する長年の知見を活かし、自社工場から発生する廃棄物に含まれるフッ素を回収・再資源化するとともに、半導体産業などから生じるフッ素を再資源化した人工蛍石も調達している。これらを「循環蛍石」としてフッ素化学製品の原料に活用し、自社内にとおdまらないフッ素資源の循環利用に取り組んでいる。
また、循環材使用の信頼性向上と循環価値の可視化を目的として、リサイクル原料の使用率についてUL2809に基づく第三者検証を活用している。まずは、フッ素樹脂の中で最も需要の多いPTFE樹脂から第三者検証を完了し、他製品への展開も順次進めている。
今回の受賞では、これまで実現が難しかった高機能材料分野でフッ素資源のリサイクルを社会実装した点が評価された。また、天然蛍石の使用量削減に加え、原料の安定確保への貢献や、フッ素材料を用いたさまざまな産業分野への波及効果が期待される点も評価された。










