エアコン「エオリア」Xシリーズ

　パナソニックコンシューマーマーケティングは、カビに強いエアコンとして「エオリア」Xシリーズを訴求していく。

　新型コロナウイルスの感染拡大で在宅の機会が増え、室内の空気質に対する関心も高まっている。エアコンに対してもより快適、清潔性が求められるようになっており、室内機のカビ対策への関心は高い。

　Xシリーズでは、従来に比べてOHラジカル量を2倍（毎秒約9兆6000億個）にした、花粉やアレル物質、カビなどを抑制する「ナノイーX」を搭載している。濃度を高めたナノイーXを、エアコン内部にたっぷり充てんする「新・内部クリーン」機能によって、付着した油分まで分解してくれる。

　エアコンを使用していないときでも24時間365日カビの生えやすい環境を見張って自動でエアコン内部を乾燥。高濃度のナノイーXを充満させてカビを抑制する「カビみはり」機能も搭載している。熱交換器には、独自の「ホコリレスコーティング」を施し、ほこりの付着を防ぎつつ、自動で洗浄して清潔に保つ。

　クロスフローファンには防汚・防カビコーティングを施している。「防汚効果」「除菌効果」「防カビ効果」が認められ、防カビ加工製品認証マークSIAAを取得。エアコンで唯一「日本アトピー協会推薦品」マークも取得するなど、清潔性に徹底してこだわっている。

　このほか「エオリアAI」が進化（AI快適おまかせ運転）。季節や室内外温度、日射、人が感じる温冷感などの様々なセンサー情報に加え、住宅環境（気密性、断熱性）や気象情報、各曜日の生活パターン、ユーザーの好みの運転情報を収集する。それらを分析してワンボタンで自動快適運転を行う。

　室外機は外気温50度でもパワフルな冷房が可能で、本格的な夏場も快適に過ごせる。

「パーシャル搭載冷蔵庫」6WPXシリーズ

　また、業務用レベルの急速冷凍を実現した「はやうま冷凍」が好評の冷蔵庫「パーシャル搭載冷蔵庫」6WPXシリーズ（庫内容量550リットル／600リットル／650リットル）の提案にも力を入れる。

　同シリーズは業務用レベルの急速冷凍（通常冷凍の約5倍の凍結スピード）による素早い冷却を実現した、はやうま冷凍が特徴だ。

　新型コロナの影響で外出を自粛し、家庭で調理する機会が増えていることから、食材をまとめ買いするため、冷凍保存への関心も高まっている。

　はやうま冷凍では、マイナス1-マイナス5度の温度帯を、通常冷凍の5分の1のスピード（約30分）で通過する。そのため霜が付かず、食品の細胞の破壊も抑え、解凍時のうま味成分の流出を抑えておいしさをキープする。

　「カット野菜」の冷凍でも、はやうま冷凍は効果を発揮し、変色を抑えて、香味野菜の香りと栄養素を保つ。また、霜が付きにくいため、パラパラの状態でカット野菜を冷凍できる。

　「はやうま冷却」によるあら熱取りの機能は、弁当を作るユーザーに好評だ。特に夏場は食中毒が気になるユーザーが多く、衛生面に配慮し食材を素早く冷ましたいというニーズに応える最適な機能となっている。

　IoT対応も進んでいる。スマートフォンの専用アプリケーション「Cool Pantry」を使えば、冷ます時間を10秒ごとに設定が可能。それにより、繊細な温度調整が求められ、素早く冷ましたい離乳食など食材や料理に合わせて使うことができる。