2020.07.09 【家電流通総合特集】 重点商品 東芝コンシューママーケティング

6ドア冷蔵庫「VEGETA(ベジータ)」FZシリーズ

6ドア冷蔵庫「ベジータ」

 東芝コンシューママーケティングは、生のまま食材を長期保存できる6ドア冷蔵庫「VEGETA(ベジータ)」FZシリーズの販売に力を入れる。

 FZシリーズの特徴は、食材の表面を氷の膜で包み込むことで生のおいしさと鮮度を保つことができる「氷結晶チルド」を搭載したチルドルームだ。素早く食材を冷やす「速鮮チルドモード」と、うま味と栄養を守りながら解凍する「解凍モード」に、新たに氷結晶チルドを追加。うるおい冷気の水分を利用し、薄い氷で食材全体を包み込むことで、肉は約10日間、刺身、魚は約7日間鮮度をしっかりキープする。

 さらに、チルドルームにはLEDも搭載されており、光の力で除菌する。食品の表面に付いた菌の繁殖を抑制する効果がある。

 野菜室も、うるおい冷気により野菜に最適な環境ができ、水分や栄養素を約7日間キープすることができる。メーンの冷蔵室も、うるおい冷気で約85%の高湿度を保ち、ロースハムの水分保持率が約4倍になった。

 清潔にもこだわり、Ag+フィルタとセラミック光触媒フィルタを使用。高効率な構造を採用した新しい除菌脱臭システムにより、空気の汚れや悪臭、細菌を除去する力が大幅に上がった。

 スマートフォン専用アプリケーション「IoLIFE(アイオーライフ)」を使用することで、冷蔵庫内の食材管理が効率的に行える「食材管理機能」(20年夏以降、順次サービス開始)にも対応。買い忘れや重複買いを防ぎ、食品ロスの防止にも役立つ。冷蔵庫の扉の開閉を通知する「みまもり機能」や、冷蔵庫周囲の室温上昇を通知する「温度みまもり機能」も追加された。

エアコン「大清快」

ルームエアコン「大清快」DTシリーズ

 エアコンでは、風の質を変えた「無風感冷房」を搭載した「大清快」DTシリーズを提案する。

 冷房の使用時間が長くなると、直接冷風が当たることが気になる人が多い。「無風感冷房」では、「無風感ルーバー」を搭載したことで、2種類の性質が違う風を生み出すことに成功した。風がぶつかり合うことで、人が風を感じない柔らかい涼しさで快適に過ごすことができる。

 また、AI(人工知能)温冷熱センサーにより、冷暖房と風量を自動で切り替える全自動運転を実現している。運転の切り替えをすることなく、年間を通して快適な室内環境をつくることができる。

 温冷熱センサーが人の体表温度と周辺温度を検知し、AIで人の快適度を判定する。夏場の帰宅時や猛暑日などには強めの風で一気に冷やす通常冷房を行い、就寝時やリラックス中には風を感じない無風感冷房を行うなど、自動で選択してくれる。リモコンの「AI快適ボタン」を押すだけの簡単な操作だ。

 手間のかかりがちなフィルタ掃除は、「フィルター自動お掃除」で不要にしている。エアコン本体のダストボックスにはフィルタ掃除でほこりをためており、付属の「お掃除ノズル」を掃除機に差し込むことで直接吸引できる。この作業は1年に1回程度で、手入れの時期はエアコン本体の「お掃除マーク」の点滅で通知する。

 DTシリーズも、冷蔵庫のFZシリーズ同様にアイオーライフと連動する。アプリを使用してエアコンをインターネットに接続することで、スマホやスマートスピーカを使ってエアコンを操作することができる。